今さら聞けないパソコンの「初歩」

2. メールの基本マナーを押さえて、目指せ!メールの達人

プライベートはもちろん、ビジネスシーンでも欠かせないメール。中には、一日何十通ものメールを送受信する方、メールがきっかけで、思わぬトラブルを経験した方がいらっしゃるかもしれませんね。

今回は、メールをスマートに使いこなせるよう「基本的なマナー」をおさらいしてみましょう。トラブルを防ぐためにも、必見です♪

メールの基本マナー4箇条

「あて先」は一字一句正確に入力しましょう

「あて先」は一般に、送り先が一人の場合に使います。

O(英大文字のオー)と0(数字のゼロ)、l(英小文字のエル)と1(数字のイチ)など、間違いやすい文字には注意しましょう。一字違うだけで、メールが相手に届かないばかりか、意図しない相手に届くこともあります。

「CC」は「あて先」以外に送りたい人がいるときに使いましょう

「CC」とはCarbon Copyの略。メールの送り先が複数あるときや、「あて先」以外にも、読んで欲しい相手がいる場合に使います。

ただし「CC」に入力されたメールアドレスは、メールの受信者全員に公開されます。受信者同士が知り合いではない場合、トラブルになる恐れもありますので、注意が必要です。

受信者同士が知り合いではないときは「BCC」を使いましょう

「BCC」も「CC」と同様、送信先が複数あるときなどに使用します。ですが「CC」と異なり、「BCC」に入力されたメールアドレスは、受信者に公開されません。メールの受信者同士が知り合いではない場合は、「BCC」を使いましょう。

また「あて先」には自分のアドレスを、「BCC」には送りたい人全員のアドレスを入力すると、受信者全員の情報を守ることができます。送信メールの内容も確認できるので、活用してはいかがでしょうか。

内容がイメージしやすい「件名」を心がけましょう

「先日はお世話になりました」「昨日の件」など、一読して内容がわからない件名は、迷惑メールと間違えられる可能性があります。「××プロジェクトの進行状況」「×月×日の親睦会について」など、内容がすぐイメージできるよう工夫しましょう。

添付ファイルを送る場合は【添付あり】と一言添えると、親切です。

急いでいると、ミスに気づかないことがあります。送信ボタンを押す前に一呼吸おいて、チェックする習慣をつけたいものですね。

それでは最後に「メールマナークイズ」に挑戦してみましょう!

使用中のメールアドレスが、近いうちに使えなくなるため、新しいアドレスを取得しました。この新しいアドレスを使って、知人や友人にアドレスが変わったことを知らせるメールを出します。そのときの送り方として、適切なパターンはどれでしょうか。

  1. 件名  :もうすぐ使えなくなります
    あて先:連絡先を教えたい人全員のメールアドレス
    CC  :なし
    BCC :なし
  2. 件名  :メールアドレス変更のお知らせ
    あて先:自分のメールアドレス
    CC  :連絡先を教えたい人全員のメールアドレス
    BCC :なし
  3. 件名  :【お知らせ】メールアドレスが変わります(自分の名前)
    あて先:自分のメールアドレス
    CC  :なし
    BCC :連絡先を教えたい人全員のメールアドレス
答えは〔3〕

件名」だけでメールアドレスが変わったこと、誰からのメールなのかを確認できます。さらに「BCC」を使って、受信者に配慮している点にも、好感が持てますね。

他の答はどうしてNGなの?

  1. 「件名」だけでは、何が使えなくなるのかわかりません。また「あて先」に入力したアドレスは、「CC」と同様、受信者全員に公開されますので、注意が必要です。
  2. メールアドレスが変わることはわかります。しかし、新しいアドレスから送っているため、「件名」だけでは誰からのメールかわかりません。また「CC」に入力したアドレスは、受信者全員に公開されます。

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